彼との性交渉を終わらせたい・・
そんな思いもありました。
そんな理由で子供を作るなんて間違ってる・・分かっています。
でも私は壊れていました。
若くして子供を産んだ芸能人のブログを読んでは、自分もこういうふうになるんだ、と妄想していました。
躁期のハイテンションも相まって、子供を作りました。
結婚して3ヶ月が経った頃、生理が来なくなります。
妊娠の兆候もありました。
妊娠検査薬で陽性反応が出た時から、私は自主的に鬱の薬をやめていました。
それもあったのか、つわりなのか、頻繁に貧血で倒れるようになります。
習い事の最中も倒れた記憶があります。
鬱の薬の離脱症状もすごかったです。のちに主治医から注意を受けました。
そんな様子を見て、当時の夫は「何やってんの?」と冷たく言い放ちました。
実家の親に報告すると、猛反対。
「鬱の薬を飲んでいる体で妊娠するなんて信じられない。そもそも育てられないでしょう。おろしなさい」母親から強く言われました。
父親は困った顔をしていました。
夫に報告すると「大丈夫だよ、親なんだから、いつか分かってくれるよ」の一点張り。
私は両親の説得に尽力しましたが、難しかったです。
さらに主治医からも、「パキシルを飲んでいると奇形の危険性もあるから、今回は残念ですが諦めてください」とのこと。
セカンドオピニオンで他の産婦人科も行きましたが、「こんなに沢山鬱の薬を飲んでいて妊娠するなんて考えられない」とのことでした。
以上のことを鑑みて私は中絶するしかないと思いました。
夫に報告すると「僕は産んで欲しいけど、いちごがおろすと決めるんだったら同意する」ということでした。
私は孤独になりました。
今思い返せば、夫のいう通り産んだ方が正しかったのかもしれません。
でもどうしてもできなかった。
私たちの方が先にいなくなって、子供だけ残された時、障害があったら・・
と考えると。
でも実際、親の反対に負けた部分もあります。
私は「いい子ちゃん」でいたかったのです。